成長への投資小売業
新商品の発売前に、
投資と資金の計画を整える。
金融機関から3,000万円を調達し、2026年9月に販売を開始しました。追加投資を止める基準も、発売前に決めました。
この事例を担当したCFO上野 貴司(中小企業診断士)
課題
新しい商品で、
次の成長をつくりたい。
年商約1億円の小売業が、新商品を販売して売上3億円を目指す計画を立てていました。売上3億円は目標であり、達成実績ではありません。
開発費・在庫・運転資金と返済。発売までと発売後に、どれだけのお金が要るのかを先に確かめる必要がありました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 必要な借入額 | 3,000万円(調達済み) |
| 追加投資を止める基準 | 将来の現金残高が2,000万円を下回ると確定した時点 |
| 販売開始 | 2026年9月 |
融資の実行・発売は実績です。売上目標と将来の現金残高は計画であり、販売成果は今後確認します。
取り組み
担当CFOが、
行ったこと。
- 開発費と、販売までのお金を見積もる。開発費・初期在庫に加え、売上が安定するまでの仕入れや給与、借入の返済を資金計画に入れました。成長後の在庫と運転資金も見積もり、必要な借入額を3,000万円としました。
- 追加投資を止める基準を決める。将来の現金残高が2,000万円を下回ると確定した時点で、追加生産・仕入れを止める基準を設定しました。実際の残高が下がるまで待たず、見通しから判断します。
- 調達・発売後も、実際の動きを確かめる。売上・利益・現金と、入出金の予定・口座残高を確認し、計画との違いと次の対応を話し合います。
結果
挑戦を、
お金の見通しと一緒に始める。
金融機関から計3,000万円を調達し、開発を終えて2026年9月に販売を開始しました。
止める基準は、会社全体をやめるという意味ではありません。既存の在庫の販売・回収と、決まっている支払いは引き続き確認します。2,000万円は、この会社の返済と資金計画をふまえた個別の基準です。
販売開始までの事例です。売上や利益への成果は今後確認します。会社名は伏せています。
この事例を担当したCFO
上野 貴司
事業会社での財務・経営管理15年、企業支援11年。中小企業診断士。
経歴と支援事例を見る御社の状況を、こうしたところから確かめます。
- 次の投資に、いくら使えるかを数字で決めていない。
- 投資をやめる・止める基準を、始める前に決めていない。
- 売上が増えたときに必要になるお金を、見積もったことがない。